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「徳山藩の明治維新」とても楽しく、勉強になりました

 5月12日、徳山保健センターで、徳山地方郷土史研究会の総会と明治維新150年記念特別講演会が開かれ、「徳山藩の明治維新」という演題に惹かれて参加してみました。講師の先生の肩書に「幕末長州科学技術史研究会会長」とあったことにも興味がわきました。
 講師の樹下明紀先生は山口県図書館に勤務され、多くの市史、町史の編纂に関わり、旧新南陽市の市史の編纂もされたとのことでした。
 先生のお話は、幕末の長州藩で藩の実権が佐幕派から討幕派に移っていく過程で、徳山藩ではどういうことが起きたのか、年号、地名、人名などを、原稿もなく、物語を語るように生き生きと話をされ、本当に、引き込まれてしまいました。
 特に、「徳山七士」の尊皇攘夷の思想と国学の影響、国学者であった鈴木重胤(すずきしげたね)と対外危機意識を持った豪農商たちとの交流が倒幕派への支援や奇兵隊や各地での諸隊の創設につながっているという話や奇兵隊と同様に徳山藩で農民、町民を含めた農兵隊が基盤となって富田隊=山崎隊が創設され、戊辰戦争では北海道の函館まで遠征して戦ったいう話など、初めて聞くことがたくさんあって、とても勉強になりました。(山崎隊の名前が「富田隊」から山崎八幡宮の名をとって「山崎隊」という名前に変えたものということも以前の先生の講演録を読んで分かりました)
 先生が自己紹介の時に言われた「今日お話しすることは市史にも書いてあることですが、市史は作るときは一生懸命作るが、あまり読まれない。ぜひ読んでください」ということと、最後のところで「今年は明治150年ということですが、有名な人、偉人と言われる人たちのことだけではなくて、無名の人、名もない人たちがその時代にどう考え、行動したのかということを伝えていくことが歴史を学ぶ者としては大切なことではないかと思っています」という趣旨のお話をされたことにも大いに共感しました。
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樹下明紀先生

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先生の講演の中で紹介があった戊辰戦争当時の遊撃軍(諸隊)の様子がわかる資料



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